断熱改修 簡易シミュレーションツール

本ツールは断熱改修後の断熱性能や光熱費削減効果を予め把握するための簡易シミュレーションツールです。

断熱改修効果の簡易シミュレーションツール概要について

概要

  • 既存の集合住宅の築年数、構造、方位等による「断熱等性能等級」と「一次エネルギー消費量等級」及び「目安光熱費」等を基に開口部の窓・ドアを高性能の窓・ドアに改修、取替えをおこなった場合に改修前と改修後で「断熱等性能等級」と「一次エネルギー消費量等級」及び「目安光熱費」等がどのように改善されるかを簡易的にシミュレーションするものです。
  • 主に、集合住宅(賃貸、分譲)を想定した「断熱等性能等級」と「一次エネルギー消費量等級」及び「目安光熱費」を簡易的に目安として算出するツールで、一般の専門知識を有しない方でも使って頂ける想定をしています。

断熱改修効果の簡易シミュレーションツールの利用について

利用について

  • このツールにより等級を評価・格付け出来るものではありません。
    尚、正式に等級の評価を行う場合は住宅に関する省エネルギー基準に準拠したプログラムをご使用ください。
  • 対象地域区分は東京都を含む(地域区分6)を想定しています。
  • 一次エネルギー消費量の計算にあたっては「住宅に関する省エネルギー基準に準拠したプログラム」とAPI連携を行い計算をしています。
    ※API連携とはアプリケーション・プログラミング・インターフェースの略で異なるソフトウェアやサービス同士をつなげるための仕組みです。

使用方法

  • 本ツールの使用方法は、建物の入力仕様(外皮入力仕様)と設備(暖房、冷房、給湯、照明)入力仕様の項目を選択し全て埋めていただいた後、ページ最下部の実行ボタンを押下していただくと断熱改修前、断熱改修後のシミュレーション結果を確かめることができます。
  • 入力内容はバックアップデータ(CSV形式)として保存され、次回利用時に入力情報をすぐに反映させることが可能です。

建物の入力仕様(外皮入力仕様)

構造

木造:木材を主要な材料として使用しており、外観が木材の質感を持つことが多い建物です。
鉄骨造:鉄骨を骨組みにし、既成の壁・床等を取り付けた構造の建物です。
RC造:強度が高くマンション等の大型の共同住宅に採用される鉄筋コンクリート構造の建物です。

間取り

1LDK(45㎡) / 2LDK(60㎡) / 3LDK(70㎡)上記3つの中から床面積の大きさが最も近い項目を選択してください。
※(室数)LDKより面積の近いものを選択します。

方位

(主開口部が)

主開口部(建物のうち最も開口部が広い、または多い部分のことで、一般的にはベランダ部分の窓のことを指します。)の方位を選択してください。

位置住戸パターン

(A〜F 6パターン)

参考画像をもとに当てはまる位置を選択してください。
※例
5階建ての各階01号室〜05号室の建物の場合、
105号室の場合→C  204号室の場合→E
401号室の場合→B  502号室の場合→D

上記例のように最下階・最上階以外の階の場合は、何階建てでも全て中間階に含まれ、両端ではない号室(上記例だと02~04号室)は全て中側住戸に当てはまります。
※同一階の異なる位置での妻住戸において、方位によっては日射による条件が異なる住戸の場合でも同一断熱性能の住戸とみなしています。

築年数 <現況住宅の断熱等性能等級>

1990年以下 → 等級1
1991年~2007年 → 等級2
2008年以上 → 等級3
築年数により断熱等性能等級を選択します。現況住宅の断熱等性能等級がすでに想定される場合は築年数によらず断熱等性能等級を選択ください。出力表示される現況住宅の断熱等性能等級は建物構造、住戸位置、方位により算出値が補正されます。
※集合住宅をベースとした築年数による等級とします。

開口部(窓・玄関ドア)

窓の枚数

各大きさの窓の枚数は、②で選択した間取りによって自動で固定値が入力されています。
※変更不可:窓枚数等はマニュアルをご参照ください
各窓の面積
大:3.6㎡ 中:0.9㎡ 小:0.6㎡

玄関ドア

窓(改修後)

単板+二層複層(内窓改修)
二層複層(取り換え)
改修後に使用する窓を上記の3つから選択してください。
  • 【窓の改修方法】既存の単板ガラス窓の室内側に高性能の窓を設置する内窓改修と既存の単板ガラス窓を高性能の窓に取り換えるカバー工法(既存枠の上からカバーする工法)があります。
  • 【Low-E複層ガラス】エネルギー効率を高めるために特殊なコーティングが施されており、赤外線を反射することで、冬は室内の熱を逃がさず、夏は外からの熱を遮断する高性能な複層ガラスです。
  • 【窓枠における熱の伝えにくさの順位】樹脂枠>アルミ合成樹脂枠>アルミ枠となり高性能な窓には樹脂枠が使われます。

窓ガラス出典:国土交通省 省エネ技術講習テキスト_設計施工編4〜7地域_20230928_完.indd

建物各部位の断熱仕様(改修後)

建物構造の材料や断熱材の種類・厚みにより断熱性能が異なり、部位の熱貫流率U値が小さい建物構造ほど断熱性能が高くなります。
  断熱材(仕様・厚み) 構造部位の熱貫流率
屋根・天井
     
外壁
     
開口部
ドア
     
土間床
     
基礎壁

設備入力仕様

暖房設備<窓・玄関ドア改修による冷暖房設備の目安光熱費の削減効果>

ルームエアーコンディショナー(エアコン)
小能力時高効率型コンプレサー
【ルームエアコンの省エネモデル】人感センサーなどの先進的な機能を搭載しており、使用状況に応じて自動で省エネ運転を行います。
【小能力時高効率型コンプレッサー】負荷が小さい状態(小能力運転時)でも高い効率を維持できるように設計されたものを指します。
取扱説明書や製品仕様書にて搭載されているかどうかの掲載がある可能性が高いのでそちらを見ていただく、もしくは型番や仕様が書かれたシールをチェックし、メーカーの公式サイトで製品情報を調べると、搭載技術が詳しく記載されています。
※一般的に2000年代以降のエアコンには広く普及されております。

冷房設備<窓・玄関ドア改修による冷暖房設備の目安光熱費の削減効果>

ルームエアーコンディショナー(エアコン)
小能力時高効率型コンプレサー
冷暖房兼用のエアコンを使用されている方は①の暖房設備と同様の項目を選択してください。

給湯設備<従来型の給湯設備に対する省エネ型の給湯設備の目安光熱費の削減効果>

ガス⇒ガス潜熱回収型
石油⇒石油潜熱回収型
電気⇒電気ヒートポンプ+蓄熱槽
  • 【潜熱回収型給湯機】ガス、石油を燃焼させる際に発生する排気熱を再利用することで従来型の給湯機に比べ熱効率を約18%まで向上させることが出来ます。
  • 【電気ヒートポンプ+蓄熱層】空気中の熱を利用して効率的にお湯を沸かし蓄熱利用するため、従来型の電気給湯機に比べ約3倍以上の効率があります。

照明設備<LED照明に替えた場合の目安光熱費の削減効果>

主に居室にて使用している照明がどちらに当てはまるかで選択してください。
LED以外とは住宅では白熱灯か蛍光灯が使用されることが一般的でここでは蛍光灯としています。